紙ヒコーキおじさん奮戦記・2002/3月号
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−私達と今の子供達−

  今年もはや2月となりました・・・私達の子供の頃のお正月と云えば、凧上げ、コマ廻し、竹トンボ・・・etcと屋外での遊びが主でしたなぁ〜 1月、2月と第2日曜日、中央公園にて紙ヒコーキを飛ばしながら・・・誰も外で遊んで居ない・・・? 3〜4組お父さんと凧上げして居る親子を見かけるが・・・殆ど20〜30分で引き揚げてしまうのだぁ〜 おじさんと一緒に・・・!!と声をかける間もな〜い!さみしく感ずるおじさんの姿だけが広い公園に・・・?? どうしてだろう??・・・と考える今日この頃のおじさんで〜す。

[紙ヒコーキ教室で思うこと]

  昨年一年間を振り返って、紙ヒコーキ教室(写真@写真A)での様子を思い浮かべると(写真@写真A写真B写真C)、今のお母さん、お父さんに原因(?)がある様に思われる。 ある教室での出来事、当日は親子教室なのでお父さん、お母さんと一緒に・・・悪戦!苦闘!し1時間余りで出来上がり(写真)。さあ〜外で飛ばしましょう・・・と公園へ・・・飛ばし方、調整の仕方を説明・・・いよいよ各自が飛ばし始めたのであ〜る(写真@写真A)。 おぉ〜良く飛んでいる・・・と思ったら木に引っ掛ったのである!

子供・・・「ワァ〜 とんだぁ〜 スゲーッ アレ〜ッ?」
子供は駆け出し、木の真下まで来るとヒコーキを見上げ木に登り始めた・・・! それを見たお父さん一目散に走り出し
お父さん・・・「やめなさい!落ちたらどうするのか!」
子供・・・「だって僕のヒコーキが・・・!」
お父さん・・・「危ないからやめなさい!お父さんが今度買ってあげるから・・・!」
子供・・・「でも僕が作ったヒコーキが・・・」
それを見ていたおじさん、釣竿を持って木の下まで
おじさん・・・「お父さん?子供さんに手助けしてあげたら?・・・自分で作ったヒコーキだから価値観が違うのヨ!あのヒコーキがほしいのヨ!?僅か3m位なら父さんが下で受けてやる!木に登って取って来い!それがお父さんの役割・・・では?」
お父さん・・・「・・・・・・」
おじさんもイジワルなのだ〜釣竿を持って居るのに・・
おじさん・・・「今回は、私が採りましょう・・・!」
子供・・・「おじさんありがとう!!ワァ〜イ」
うれしそうな顔で元の仲間と飛ばしている・・・
お父さん・・・「・・・・・・」

 決して、今の親が悪い・・・!!と思っている訳ではない! 時代が、政治が、環境が、教育が・・・? 私自身を振り返って見るとやはり、仕事、仕事の会社人間であった様に思う。日本全国のお父さん達生活向上のため?いや少しでも他人より良いものを、車を、家を、食事を、洋服を、持物を、旅行を・・・と徐々に子供とかかわる時間をなくし、殆どと云っていい程、“無”・・・に近い!! おもちゃを買い与え、外は車でキケンが一杯。ブッソーな人が・・・と云って屋内で遊ばせた様に思う・・・! おじさん自身の反省から次世代へ引継ぐものを・・・と思い「手の塾」=紙ヒコーキ教室(写真@写真A写真B)を開いているのだ。
 紙ヒコーキ教室で子供達を相手にする時、まず感ずる事は、人の話を聞かない・・・が第一! ヒモが結べない、箸がうまく扱えない、線に沿って紙を折り曲げ出来ない、ハサミが、カッターが、定規が、セロテープが、折り紙の山折り、谷折り(?)等々・・・(写真@写真A
親が教えないのか、子が教わらないのか・・・?

[親の役割こそ重要]

 物づくりは一見単調に見える。しかし繰り返し教えられ、実践する事によって熟練してゆく。そして生活の中で得られた知識や技能、経験はしっかりと蓄えられて、何かの時に思わぬ力を発揮するものだ。 文明の発達が子供達の遊びを追いやり、人間の「手の役割」を確実に蝕んでいる様に思われてならない。 それは、前記の通りで、子供達は、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんにまで距離を置かれ、一緒に過ごす時間がなくなって来ているのだ。 親から子へ子から孫へのさまざまな体験を通してたくさんの知恵が生まれ、その集積で創造力が育まれるように思う。 それが殆ど失われた、今の子供達が居るのだ!!
しかし、今の子供達の指先が不器用なのか?いや違う! パソコンゲームの時のあの速さ!!・・・を見ると私達には絶対に真似出来ない!私達が、親が教えて居ないのだぁ〜! 人が生きてゆくために欠かせない「手の働き」を親が教えることが出来ないのなら、誰かがやらねば、子供達は置いてゆかれてしまう!
 『自分がやらねば誰がやる!今やらねばいつ出来る!』・・・と紙ヒコーキ教室(写真@写真A)を開催し、生意気なようだが頑張っている、おじさんが居るのだぁ〜?

[親子のふれあい]

  先日のある休日、中央公園にて、外国の親子(写真)を見かけたのだ。 親子で何やらやっている・・・お父さんが子供達と一緒に枯木を集め、ヒモを使って束ねている・・・?

おじさん・・・「What do you doing?」何をしているの?
外国のお父さん(30代)・・・「子供達に舟の作り方を教えているのよ!」
日本語で答えるのだぁ〜? おじさんホッとして、しばらくの間、親子のふれあいを眺めながら・・・これだヨ!これを日本のお父さんお母さんが忘れていたものは・・・!
おじさん・・・「Take a picture please」
笑顔で見ていた外国のお母さんにお願いし、記念写真(写真)を一枚・・・パチリ!
他人事ながらうれしくなり
おじさん・・・「One more please」
とあつかましいおじさんが居るのだ〜。

 今日の中央公園は、素晴らしい一日であった。

紙ヒコーキ仲間は誰も来ないので、RCおじさん達に逢いに行く・・・いつもながらのメンバー達は、色とりどりの飛行機(写真@写真A)、大型、小型・・・etc おじさんもRC機を・・・?と考えるがいや違う。前記の“使命”・・・外国のお父さんお母さんに負けないよう頑張らなきゃ〜!! おじさんは、これでもある会社の顧問をしており今年の新年会の席で、そこの社長さんより鳥人間コンテストの飛行機を作り、是非出場を・・・!!

社長さん・・・「今の様な時代だからこそ、男のロマンを追わなければ」
・・・と宿題を頂いており、その模型(S=1/20)を・・・製作中!!(写真@写真A
後日その模様を皆さんにご紹介できれば・・・と思っております。

昨年1年間の紙ヒコーキ教室

昨年1年間の紙ヒコーキ教室の表)この表を見ながら…

唯一の助手…「一年間良く頑張ったネ〜ッ!」

…と慰められるおじさんが…? まだまだ続くこの道は…子供達の喜ぶ顔が見たくてどこまでも…。

では…また次回のココロだぁ〜!!

つづく